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地元の人々から「宝の海」と呼ばれる有明海。その恵みは海の幸だけでなく、大地の恵みを育む土壌にも表れています。
今回訪れた白石地区は佐賀県の中南部に位置し、有明海の広い干拓地と干潟で知られる地域。
このあたりの地質はカルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラル分をたっぷりと含んだ「重粘土質」と呼ばれる肥沃な土壌で、地力が高く、平坦で広大な平野では様々な農作物が栽培されています。
そんな白石平野を車で走ると、目につくのが3月の収穫を前に成長を続ける「さが春一番たまねぎ」の畑。佐賀県は北海道に次いで全国2位を誇るたまねぎの産地で、佐賀県で生産されるたまねぎの約70%がここ白石地区で生産されているそうです。
その他にも、れんこん畑や「さがほのか」を栽培しているイチゴのビニールハウスなど、まだまだ寒さが厳しいこの時期でも多くの実りを感じる事ができる白石地区。直売所に立ち寄ってみると、そこには鮮度を保つために泥つきで売られているれんこんが。農作物の食味を良くするのはもちろん、出荷後にも活躍する土壌の力は、まさに「海が育んだ大地への恵み」だと実感しました。

この恵まれた土壌と温暖な気候を活かし、白石地区では「さがびより」、「ヒノヒカリ」、「夢しずく」など、多彩な銘柄のお米が栽培されています。
「これまで「ヒノヒカリ」が主力品種でしたが、ここ1、2年で暑さに強い「さがびより」の作付けが増えてきた。」と語るのは、この白石地区でお米やたまねぎなどを生産する農家の溝口さん。「さがびより」とは近年の高温化で収量や品質に影響が出ている主力品種「ヒノヒカリ」に代わる「暑さに強い米」として佐賀県農業試験研究センターが開発し、2009年産から本格的に作付けが始まった新品種。2010年産の米の食味ランキングでは、「食味がずばぬけていたのに加え、見た目や香りも良く、非常にバランスが取れていた」と絶賛され、見事最上級の「特A」に選ばれた注目のブランド米です。
「2010年は猛暑の影響でこの地区も若干不作でしたが、「さがびより」は収穫量も「ヒノヒカリ」より多く、米粒も大きく、粒揃いもよく、品質も良好でした。」と、佐賀県杵島農業改良普及センターの松熊さん。
「つやつやと光沢のある炊き上がりで、食感はもっちり。粘りと甘みも強く、豊かな香りが口中に広がります。時間がたってもおいしいのも魅力ですね。」とその食味の良さも語っていただきました。
また、「さがびより」のさらなる品質向上のため、JAさがでは検査等級オール1等、整粒歩合70%以上、食味に由来する玄米タンパク質含有量6.8%以下を目標とした厳しい出荷基準を設けています。そこで、農家の皆さんは「さがびより」の生産期間中には田んぼをまわり、美味しい米づくり勉強会を随時開催し、収穫時にでた藁などの有機物も土壌に還元して土づくりに取り組むなど、弛まぬ努力を続けられています。
また、白石町では旧暦の七夕である8月7日に出荷する「七夕こしひかり」に取り組み、2月に種まきを行いビニールハウスで育苗し、お盆前の猛暑の中刈り取りを行うなど、恵まれた土壌や気象条件に甘んずることなく、それを活かした土づくり、作物づくりをみなさんの努力ある営農力で成しえてていると実感した取材でした。


今回おじゃましたのは、白石地区でたまねぎとお米を作っている溝口さんのお宅。JAさがの喜多さん、野口さん、佐賀県杵島農業改良普及センターの松熊さん、稲富さん、江口さんとともに、期待の新ブランド米「さがびより」で作った米パンを召し上がっていただきました。
「第一印象は、外はカリッとして中はもっちり!」と溝口さん。「小麦で焼いたパンよりしっとりした生地と、軽くトーストしてカリッと香ばしく焼き上がった耳が絶妙で、今まで食べたことのないおいしさでした」初めて食べた時の印象を語っていただきました。「食味のよさはもちろん、冷めてももっちり感が変わらない所は「さがびより」の特長がでているのかな、と感じました。」と、稲富さん。喜多さんは「パンを食べていても、お米を食べているような気持ちになった。」と、お米ならではの味わい深さと腹もちのよさを強く感じられたご様子でした。さらに、「耳までおいしい!」と大好評で、「耳を切って使うメニューだったら、余った耳をクルトンにしたい!」や「フライの衣にしてもおいしそう!」など、まるごとおいしい米パンの魅力を存分に感じていただけたようでした。
今回の取材で特に印象に残ったのが、GOPANの登場を喜んでくださる溝口さんの奥さんの笑顔。「稲作農家に育ち、小さい頃から3食ごはんを食べるのが当たり前だったせいもあり、パンを焼くのが夢だった。」と思う反面、「やはり稲作農家なのでお米を食べないと。」と、思っていた奥さんにはGOPANはまさに理想的な商品だったよう。「以前はお米でパンを焼こうと思っても、米粉を手に入れるのが難しかったり、売っている米粉の品質が気になったりしました。でも、GOPANなら米粒から米パンが焼けてすごく画期的!自分の所でとれたお米で、安心して米パンが作れるのがいいですね。」と、GOPANの登場をとても喜んで下さいました。
この取材の前に、溝口さん一家全員に米パンを召し上がっていただいたのですが、その反響は上々だったようで「子供たちも喜んで、取り合いになる位でした。私の父も普段はパンを食べないのに、とてもおいしそうに食べていましたよ。」と、世代を超えた人気うかがうことができました。
『煮じゃあ』も好評で、「このボリュームなら、朝はもちろん、お昼や晩でも満足できそう。」と、佐賀県杵島農業改良普及センターの江口さん。女性陣は、れんこんとの相性の良さに注目したようで、「れんこんのきんぴらをサンドしたい。」や、「れんこんバーグも合いそう。れんこんをすりつぶしてもっちりの食感を楽しむか、粗めに刻んでシャキシャキ感を楽しむか迷います(笑)。」と、レシピのアイデアが次々と登場しました。白石のれんこんは、夏はシャキッと、冬はほっこりとした味わいが楽しめるそうなので、同じ素材を使っても季節でさらにおいしさのバリエーションが広がりそうです。
今回、新鮮なもぎたてのきゅうりを差し入れていただき、そちらを使って急遽作ってくださった甘酢和えには「冷蔵庫で寝かせて、味を落ち着かせたあとにサンドするともっとおいしかったかも!今度は甘酢和えの定番の白菜やキャベツで和風サンドを作ってみたい。」というコメントが。そして今回、密かな(?)ブームだったのが、みそ汁に米パンをつけて食べる「つけパン」。JAさがの喜多さんは「うまい!ちょっとクセになりそうなうまさです。」と驚かれた様子でした。その他にも、「春玉ねぎをスライスして、醤油ベースで。」など、いろんなアイデアが飛び出した楽しいひと時でした。
ホームページで『和食に合う』と書かれていることに半信半疑だった溝口さんの奥さんも、実際に食べてみて納得されたようで「ますますGOPANが欲しくなりました(笑)」とうれしいコメントをいただくことができました。



「米パン(GOPAN)をきっかけに、お米のよさが、より多くの消費者の皆さんに伝わっていくことを期待しています。」
「米パンは、子供からおじちゃんおばあちゃんまで、世代を超えて喜んで食べてもらえるおいしさだと思います。」
「パンなのに、みそ味にとても合うので、びっくり。お米の風味やうまみがいかされたパンなので、本当に和食にもぴったりです。」
