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ニュースリリース

2005年1月21日
電解水の新しい効果検証(三洋の電解水技術)
インフルエンザウイルス失活*1に高い効果を発揮
※記載内容は、全て記者発表時点のものです。ご覧になった時点の情報とは内容が異なる場合がありますのでご了承ください。

三洋電機株式会社は、1998年から水を電気分解することで生成される電解水でプール水を除菌するシステムの開発をスタートしました。

民生品においては、2001年より軽い汚れの洗濯を電解水で行い洗剤を使用しない洗剤ゼロコース搭載の洗濯機を発売し、洗剤ゼロコース搭載洗濯機はこれまでに累計約50万台を販売、ご使用のお客様に非常に好評を頂いております。

当社ではこれまで電解水に関する様々な検証と技術開発を進め、昨年の7月に電解水の新たな効能の検証と電解水のミスト化により、空気中でも電解水の効能を発揮することができる技術開発ができたことをご報告いたしました。

今回、当社の電解水応用技術によって、生成した電解水と電解ミストによって、新たにインフルエンザウイルスの失活*1に対して極めて高い効果が発揮されることが検証できましたので、ここに報告させていただきます。

当社では、今後も引き続き検証を実施し、電解水、電解ミストの新たな効能を明らかにして参ります。

 
◆今回新たに実証された電解水の効果
水道水から生成される希薄な電解水によって、インフルエンザウイルス感染価を99.5%失活*1
できることを確認しました。
空間に放出した電解ミストによって、インフルエンザウイルス感染価を99%以上失活*1
できることを確認しました。
*1:感染価(ウイルスの感染力を表す定量値)の低減
 
◆お問い合わせおよび資料請求先
 
三洋電機株式会社 コンシューマ企業グループ コンシューマ営業本部
営業統括ビジネスユニット 横断商品企画部 (担当:佐々木)
〒570-8677 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号    TEL(06)6994-7343
 
I.今回の効果検証の詳細


電解水によるインフルエンザウイルス感染価の低減効果

電解水によるインフルエンザウイルスに対する感染価の低減効果について検証実験を行った結果、遊離残留塩素濃度1mg/lの
電解水に30分間接触させることによって、インフルエンザウイルスの感染価を99.5%失活*1できることが確認されました。

電解ミストによるインフルエンザウイルス感染価の低減効果
(初期ウイルス感染価:1.5×108 TCID50/ml)

●試験方法:遊離残留塩素濃度1mg/lに調整した電解水とインフルエンザウイルス液を30分間接触させ、インフルエンザウイルスのウイルス感染価の低減効果を評価。●測定方法:MDCK細胞を用いたウイルス感染価(TCID50/ml)測定法*2。●試験機関:(財)北里環境科学センター

電解ミストによるインフルエンザウイルス感染価の低減効果
電解水を微細*3な水滴として空間中に放出した電解ミストによるインフルエンザウイルス感染価の低減効果について検証実験を行いました(群馬県衛生環境研究所との共同研究)。 その結果、水道水*4をミスト状にした水道水ミストに曝露した場合にはウイルス感染価の低減は僅かであるのに対し、電解ミストに曝露した場合にはインフルエンザウイルスの感染価を99%以上失活*1できることが明らかになりました。

電解ミストによるインフルエンザウイルス感染価の低減効果
(初期ウイルス感染価:1.3×105 TCID50/ml)

●試験方法:電解ミスト吹出口の上方にインフルエンザウイルス(A香港型)を付着させた綿棒を静置し、微細な電解ミスト(遊離残留塩素濃度6mg/l)を連続的に噴霧したときのウイルス感染価の推移を評価した。●測定方法:HTB-37(大腸癌由来培養細胞)によるウイルス感染価(TCID50/ml)測定法。●共同研究機関:群馬県衛生環境研究所

*1:
*2:
*3:
*4:
感染価(ウイルスの感染力を表す定量値)の低減
TCID50:50%の細胞に感染可能なウイルス量
数ナノ〜ミクロンサイズ
残留塩素を含まない状態の水道水

電解ミストによるインフルエンザウイルスの失活メカニズム
電解ミスト中に存在している活性酸素種(次亜塩素酸、水酸ラジカルなど)がウイルスの感染に必須な表面タンパク(スパイク)と反応することでこれらのタンパクの変性・分解が起こり、ウイルスの感染価が低減するものと考えられます。

電解ミストによるインフルエンザウイルスの失活メカニズム

◆群馬県衛生環境研究所 小澤所長のコメント
今回の共同研究によって、電解水そのものとミスト状(霧状)電解水がインフルエンザウイルスの不活化(殺滅)に非常に効果的であることが科学的に実証された。電解水に含まれる微生物の不活化成分は広い意味での活性酸素(水酸ラジカルや次亜塩素酸)であるが、これらは体内で白血球が種々の微生物(細菌・ウイルス・カビなど)を殺菌・殺滅するときと同じ物質である。一般に、インフルエンザウイルスを代表とする呼吸器ウイルスは飛沫あるいは空気感染によって伝播する。したがって、ミスト状電解水を空気中へ散布(拡散)することは、種々の呼吸器ウイルス感染症に対し、効果的な対策となろう。
また、活性酸素は種々の微生物に対し、高い殺滅効果があることも既に実証されているので、SARSウイルス、感染性胃腸炎や食中毒の主な原因となっているノロウイルスなどへの電解水の応用も今後期待される。
         
小澤 邦寿所長: 群馬県衛生環境研究所所長 兼 群馬県食品安全会議事務局長  兼 群馬県立心臓血管センター外科医師、医学博士
(専門)外科学、公衆衛生学

群馬県衛生環境研究所のご紹介
群馬県衛生環境研究所群馬県衛生環境研究所は公衆衛生と環境行政に関する調査や研究を行う公立の研究機関です。感染症・食中毒・花粉症に関する研究、大気や水質の汚染調査、医科学の研究といったように公衆衛生・環境保全に関わる幅広い分野で多大な研究成果を挙げられております。

また、文部科学省の科学研究費補助金の交付対象機関に指定されており、高度な研究機関として国からも認められております。

III.電解水・電解ミストの効果検証リスト

対象 備考 実証機関
アレルゲン失活*1 花粉 電解水 大阪医科大学
ダニ 電解水 (財)日本環境衛生センター
電解ミスト NPO健康住宅普及協会
除菌 カビ 電解水 (財)日本食品分析センター
電解ミスト (財)日本食品分析センター
細菌 電解水 (財)日本食品分析センター
(財)食品薬品安全センター
電解ミスト (財)日本食品分析センター
ウイルス失活*2 ウイルス 電解水 (財)北里環境科学センター
電解ミスト 群馬県衛生環境研究所
脱臭 タバコ臭 電解ミスト 社内評価
*1:
アレルゲン活性の低下
*2:
感染価(ウイルスの感染力を表す定量値)の低減



<ご参考>電解水について

I.

電解水とは


水道水を電気分解すると除菌効果を持つ「電解次亜塩素酸」を含んだ水、電解水となります。これまでに電解水のすぐれた除菌効果と有機物汚れの分解効果については実証済みで、当社のいくつかの商品に応用展開してまいりました。

II. 電解ミストとは

電解水をバブリングすることにより霧状(ミスト化)にしたもので、空気中でも効果を発揮することができます。

III. 電解水の特長

(1) 用途に合わせて使用形態の変更が可能

液体で洗浄、霧状(ミスト化)で噴霧し除菌、と、用途に合わせ自由に使用形態が選べます。

(2) 濃度調整で多彩な用途に使用が可能

低濃度(〜1ppmレベル);電解水洗浄、除菌すすぎ、水の除菌
中濃度(〜数十ppmレベル);洗濯槽カビガード
     (〜数百ppmレベル);まな板の除菌、食器(陶器、ガラス)の漂白、白ふきん・おしぼりの除菌・漂白
高濃度(〜1000ppmレベル);浴室の壁・床・タイルの除菌・カビ取り、三角コーナーの除菌やぬめり取り
*濃度;遊離残留塩素濃度

(3) 原料は水道水で薬剤は不要

特殊な薬剤は使用せず水道水から生成します。人・環境に配慮し、低コストです。濃度を高める場合(上記、中濃度以上)は食塩の投入で調整することができます。
 


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