ニュースリリース

記載されている内容は、価格・仕様等を含み全て記者発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なる場合がありますのでご了承ください。
2009年03月18日

耳でしゃべる!?
「イヤホンマイク用LSI」第二世代品を開発

製品名 LC70701LG
サンプル出荷 2009年3月
生産計画 10万個/月
サンプル価格 800円

 三洋半導体株式会社はこのほど、イヤホンだけでハンズフリー通話が可能な“イヤホンマイク”を実現する「イヤホンマイク用LSI」を更に進化させ、新たにノイズキャンセル機能を追加しながらも、より小型で、低消費電力、通話音質の向上を実現した第二世代品「LC70701LG」を開発いたしました。小型モバイル機器への搭載において課題であった、パッケージサイズの小型化と消費電力の削減に取り組み、従来品から面積を約3分の1に、消費電力を約2分の1に削減しました。また、独自音声アルゴリズムの改良により通話音質の向上も実現しており、聞き取りやすくストレスフリーな通話がお楽しみいただけます。
 当社はこの第二世代イヤホンマイク「LC70701LG」を、業務用通信機器から携帯電話ヘッドセットなどの民生用機器まで、幅広いアプリケーションに向けてご提案し、ハンズフリーで安全、快適な通信コミュニケーションの実現に貢献してまいります。

特長



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I.概要

 “イヤホンマイク”とは、話をしている際に、耳の鼓膜から微弱な音が出ている原理を利用し、通常音を出す役割のイヤホンが、集音するマイクを兼ねた製品です。耳の中で音を集音するので、外部の音が入りにくく、騒音下でのコミュニケーションが容易に出来るメリットがあります。また、マイクを持つ必要が無くなり、両手が完全にフリーになります。

 イヤホンマイク用のLSIは、発声時に耳の鼓膜から生じる微弱な音声をアナログ信号処理部で増幅し、デジタル信号に変換してDSP部でエコーキャンセルなどの処理を行った後に再びアナログ信号に変換して音声出力するまでの一連の処理を1チップで行うものです。

 当社は、2006年10月にイヤホンマイク用LSIを開発し、主に工場内や屋外などで使用する業務用通信機の分野で多くのお客様からご好評を頂いてまいりました。このたび、イヤホンマイクの民生用途への拡大を図り、民生用機器への搭載において課題であった“小型化”と“低消費電力”を実現した第二世代のイヤホンマイク用LSI「LC70701LG」を開発いたしました。本製品はまた、ノイズキャンセル機能の付加やアルゴリズムの改良により通話音質の大幅な改善も行っていますので、より明瞭で元の音声を損なわない自然な通話が可能になります。
 欧州では、健康への配慮から携帯電話使用時にヘッドセットを利用してハンズフリー通話をする人が多く、ブルートゥース等の無線システムとの融合によって、今後もこの傾向は増大すると見込まれます(ブルートゥースヘッドセット市場は約1億台/年、無線機500万台/年:当社調べ)。当社はこのような携帯電話用ヘッドセットや、医療現場、レジャー時の通信用途に向けてイヤホンマイク市場の拡大を図り、年間120万台の販売を目指します。

II.特長

1.イヤホンマイクとノイズキャンセル、2つの機能を1チップ化し、面積を82%削減

 従来別チップであったイヤホンマイクとノイズキャンセルの機能を1チップに収め、かつ、面積は従来製品の合計から82%削減しました。実装面積の最小化により基板を有効に利用できます。

2.消費電流を70mAから18mAへ、約4分の1に削減

 0.15μmプロセス技術の採用(第1世代は0.25μm)と、独自の低消費電力化技術により、第一世代のイヤホンマイク用LSIとノイズキャンセル用LSIの2個使いと比較して、消費電流を約4分の1(70mA→18mA)に削減しました。低消費電力で機器のバッテリー寿命の長時間化に貢献します。

3.通話音質を大幅に向上、快適な通話を実現

 AD/DAコンバータおよびマイクアンプの特性改善を図り、S/N比※1を従来比約10dB改善しました。また、同一チップ内にノイズキャンセル機能を搭載することにより、不要なノイズを除去しますので、より明瞭で聞き取りやすく、元の音声を損なわない通話が可能になります。

※1.S/N比とは、音声信号レベルと雑音の大きさの比のことで、一般にS/N比が大きいほど音質が良くなります。

III.仕様

  • 1)DSP部:
    • 16bitDSPコア
    • STFD信号処理※2、フィルタ処理、ノイズキャンセラ
    • パワーセーブモード (発振停止・PLL停止・高速動作←→低速動作切替)
  • 2)ホストCPUインタフェース(4線式):スレーブ(GPIO0-3と兼用)
  • 3)シリアルPCMインタフェー(4線式):マスター/スレーブ:2系統 (GPIO4-7,GPIO8-11と兼用)
    • I2S,ロングフレーム同期,ショートフレーム同期:Fs=8KHz/16KHzに対応
  • 4)GPIO:16ポート(GPIO0-12は、ホストCPUインタフェース、シリアルPCMインタフェースと兼用)
  • 5)A/Dコンバータ(ΔΣ方式16bit・8kHz/16kHz)
  • 6)D/Aコンバータ(ΔΣ方式16bit・8kHz/16kHz)
  • 7)マイクアンプ内蔵
  • 8)パッケージ:FLGA68ピン(6mm×6mm)
  • 9)電源(電圧):3電源(1.8V:1.7V-3.6V(IO)、2.8V:2.7V-3.6V(アナログ)、1.1V±10%(内部ロジック))

※2.STFD(Single Transducer Full Duplex)信号処理とは、耳内の音を集音するためのアナログ信号処理やエコーキャンセル処理など、1枚の振動板で双方向通話を実現するための一連の信号処理。

お問い合わせ先 及び資料請求先

◆報道関係お問い合わせ先
三洋半導体株式会社 経営企画部 経営戦略部
担当:内田/米山
〒370-0596 群馬県邑楽郡大泉町坂田1-1-1
TEL:0276-61-8506
URL:http://www.semic.sanyo.co.jp/
◆お客様お問い合わせ先
三洋半導体株式会社 販売事業本部 販売戦略部
担当:尾花
〒110-0005 東京都台東区上野1-19-10
TEL:03-3837-3018

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