ニュースリリース

記載されている内容は、価格・仕様等を含み全て記者発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なる場合がありますのでご了承ください。
2009年04月14日

液晶テレビの約2倍の色再現範囲を実現
世界最高輝度※1の超短焦点レーザープロジェクターを開発

 三洋電機株式会社は、独自の光学技術により、短い距離で大画面を可能とする「超短焦点投写技術」と効率良くより明るい画面での投写が実現できる「レーザー光源照明光学技術」とを融合し、世界最高となる輝度7000ルーメンの超短焦点プロジェクターを開発いたしました。光源には、RGB3原色のレーザーを採用し、一般の液晶テレビの約2倍となる広い色再現範囲を実現しました。
 当社はこれまでプロジェクターの活用シーン拡大に向け、短い投写距離で大画面投写が可能な超短焦点プロジェクターの開発、商品化を進め、教育市場を中心にソリューション提案を行うと共に、大型モデル向けには高輝度化や色再現範囲拡大などの性能向上を進めて参りました。
 この度の技術開発は、当社が推し進めてきたこれら超短焦点投写、高輝度化、広色再現化の技術を集約し、さらに進化させたもので、これにより、大ホールや電子広告、デジタルシネマ、電子掲示板などにおいて、大画面で色鮮やかなフルハイビジョン映像が要求されるシーンへの活用が期待されます。

特長


※1:
レーザー光源プロジェクターにおいて (2009年4月14日現在 当社調べ)
※2:
投写距離の短縮率を表す指標。投写距離÷画面横幅サイズで求める。

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I.概要

 プロジェクター市場では教育、ホール、イベント、ステージなどの分野において今後も伸張が予想されています。これらの市場では、超短焦点プロジェクターのメリットである投写スペース縮小へのニーズが高まると考えられています。
 また、プロジェクターの利用シーンにおいては、これまでの静止画主体のプレゼンテーションから動画コンテンツ表示の機会が増え、また劇場用途におけるデジタルシネマの普及など、より鮮やかな色再現性が求められるようになってきました。
 さらに、近年伸張が期待されているデジタルサイネージ市場では、プロジェクター光源の高輝度化ニーズが高まると予想されています。
 今回開発したプロジェクターは、これらのニーズに応えるべく、レーザー光源の特長を最大限に活かす光学エンジン技術と信号処理技術、そして超短焦点投写光学技術を融合したものです。

II.特長

1.レーザー光源プロジェクターで世界最高輝度7000ルーメンを達成※1

 レーザー光源の有する良好な指向性を維持しながら複数のレーザー光源を高効率で集光する新規ファイバーロッド照明光学系を開発。従来型の放電ランプを搭載した光学エンジンと比較し、約30%高い光利用効率を実現しました。これにより、レーザー光源プロジェクターでは世界最高輝度の7000ルーメンを実現しました。

2.液晶テレビの約2倍、広い色再現範囲と色再現信号処理技術により鮮やかな映像表示を実現

 ブロードな波長特性を持つ従来型の放電ランプと異なり、純度の高いスペクトルを有する3原色RGBレーザー光源を搭載することにより、NTSC比170%の広い色再現範囲を実現しました。これは現行ランプ光源搭載プロジェクターや、一般の液晶テレビの約2倍に相当します。さらにレーザーの広色再現特性を最大限に活かしながら、映像シーン解析と人間の視覚特性を活用して好ましい色再現を実現する映像処理技術「レーザー・カラー・プロセッシング(LCP:Laser Color Processing)」を開発し、鮮やかで印象的な映像表現を可能としました。

3.“短焦点”技術を追求し、フロントプロジェクターとして世界最小のスローレシオを実現

 三洋電機は、省スペースでありながら大画面を実現するため、“短焦点”技術を追求しています。
 投写レンズ群と凹面ミラーから成る超短焦点投写光学系は、原理的に近距離投写が可能なものの、一層の投写距離短縮については技術的ブレークスルーが必要でした。本プロジェクターでは指向性の良いレーザー光源を使用し、さらにファイバーロッド光学エンジンを開発することで、低NA照明光学系を実現しました。これにより投写光学系の性能負荷を軽減することが出来、従来機種と比較してさらなるスローレシオの低減が可能となりました。これにより投写距離わずか60cmで100インチ、90cmで150インチの大画面投写を実現しました。
 また、投写光学系の性能負荷軽減により、ハイビジョン高画質の表示も超短焦点プロジェクターとして初めて実現しています。

4.フェールセーフなどの各種検知技術を搭載

1)本体内の動作不具合(レーザー発光状態や温度異常)を検出するフェールセーフロックシステムを開発
2)投写光の直視を防止し、安全性を確保する侵入検知システムを開発

III.試作機の仕様

明るさ
7,000ルーメン
光源
RGBレーザー光源
投写画面サイズ
100~150インチ (16:9)
解像度
フルハイビジョン(1920×1080画素×RGB)
方式(表示パネル)
3板DLP方式(0.95インチDMD×3枚)
本体サイズ(W×H×D)
2370×510×630mm

IV.用途

1)大ホール、大会議室などのプレゼンテーション用途
2)イベント、ステージ、デジタルシネマなどのエンターテイメント用途
3)デジタルサイネージ用途

◆画像ダウンロードサイトはこちら・・・http://jp.sanyo.com/news/press/download.html

お問い合わせ先 及び資料請求先

三洋電機株式会社 研究開発本部 
デジタル技術研究所 担当:金山
〒574-8534 大阪府大東市三洋町1-1
TEL:072-870-6062

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