ニュースリリース

記載されている内容は、価格・仕様等を含み全て記者発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なる場合がありますのでご了承ください。
2008年11月20日

業界最高レベル※1の総合出力600Wを1パッケージで実現
デジタルアンプ用パワーステージハイブリッドICの開発

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製品名 STK282-100-Eシリーズ
サンプル出荷 2009年3月よりサンプル出荷
生産計画 5万個/月
サンプル価格 1,000円

 三洋半導体株式会社は、独自の絶縁金属基板技術と新開発の専用ドライバーICの採用により、小型ワンパッケージで総合出力600W(300W×2チャンネル)を実現する、デジタル(Dクラス)アンプ用パワーステージハイブリッドIC「STK282-100-Eシリーズ」を開発いたしました。大画面テレビの普及とともに需要が拡大しているホームシアター用途に向けて販売を開始いたします。
 デジタルアンプ(Dクラスアンプともいう、以下Dクラスアンプ)は、アナログアンプに比べて高効率で電力変換効率を約90%に高める点が特徴です。本製品はDクラスアンプの高効率化に加え、個別のMOS-FETを出力素子に採用することでモノリシックICを用いる従来のDクラスアンプと比べて電力変換効率をさらに6%向上、電力損失を約半分に抑えました(出力 100W×2チャンネル時)。熱発生が抑えられるため、放熱器のサイズダウンならびにセットの小型化が可能で、省エネルギー、省資源の両面において環境配慮型の製品となっています。
 性能面においても、PWMキャリア周波数を従来比2倍の768kHzとし、HDオーディオの再生に適した高周波スイッチング設計といたしました。ご家庭にいながら、映画館にいるような臨場感あふれる音響をより高い音質にてお楽しみいただけます。

特長



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I.概要

 家庭にいながら映画館にいるような臨場感を感じたいというニーズの高まりから、大型フラットパネルディスプレイやDVD機器の普及とともに、そこで使用されるオーディオ機器も、ホームシアター対応の小型、大出力の多チャンネルアンプ製品の普及が進んでいます。オーディオ信号から生成したPWM信号でパワー素子をスイッチング動作させるDクラスアンプは、電力変換効率が約90%と極めて高く、発熱を抑えることができるため、セットの省エネルギー化、小型化の要求を実現できる方式として応用が拡大しています。
 近年、これらホームシアター製品は、より優れた音響効果を得るために、サラウンド機能も5.1chをベースとして6.1ch、7.1ch、さらには9.1chへと進化しつつあります。一方で大出力化のニーズも年々高まってきており、より小型で高性能、大出力なDクラスアンプが求められています。
 独自の絶縁金属基板技術※2でオーディオアンプ市場に高い実績を持つ当社は、このほど業界最高水準※3の高い放熱特性を備えたハイブリッドIC基板(基板熱抵抗25%減/当社従来比)により、最大出力300W×2チャンネルのDクラスアンプ用パワーステージハイブリッドIC「STK282-100-Eシリーズ」を開発いたしました。本製品は、出力段を構成するパワーMOS-FET、それを駆動する新開発プリドライバーIC、ハイサイドMOS-FETを駆動するためのブートストラップ回路などを1パッケージ化したハイブリッドICです。入力反転回路、デッドタイム回路を内蔵しており、パワーMOS-FETに最適な駆動パルスを内部で生成します。また、パターニングによるオーディオ性能への影響が大きいパワーステージブロックをハイブリッドIC化しているため、モジュレータとローパスフィルタを組み合わせることで、業界最高レベル※1の総合出力600W(300W×2チャンネル)の、高出力・高音質なデジタルアンプを容易に構成することができます。
 また、すべての内部半導体素子をベアチップで実装しているため、小型パッケージ(SIP20ピン:64mm×31.1mm×9mm)でのご提供が可能です。小型パッケージで周辺部品点数が削減できる本製品は、Dクラスアンプの小型軽量化に貢献いたします。
 なお、本製品とピンコンパチブルのシリーズ機種としてSTK282-000-Eシリーズ(100W×1チャンネル)、STK282-200-Eシリーズ(100W×3チャンネル)も現在開発中です。当社はこれからも、独自の基板技術やパッケージング技術の優位性を生かし、環境に優しく、高品質なパワーモジュール製品をご提供してまいります。

II.特長

1.業界最高レベル※1の総合出力600W(300W×2チャンネル)を1パッケージで実現

 出力素子に個別MOS-FET(ベアチップ)を採用、新開発の専用ドライバーICと組み合わせてハイブリッドIC基板(IMST®基板)の上に300W(8Ω)のハイパワーアンプ回路2チャンネルを構成し、小型パッケージに集積しました。

 IMST®基板による優れた放熱性と出力素子の低オン抵抗により、アンプのフルボリューム時でも歪みの少ない音楽信号が再生できます。また、本製品ひとつでステレオアンプが構成できるため、セットの小型化が可能です。

2.大出力でも省エネルギー&省スペースな環境配慮型製品

 Dクラスアンプは、アナログアンプに比べて高効率で電力変換効率が約90%に高まる点が特徴です。本製品はDクラスアンプの高効率化に加え、個別のMOS-FETを出力素子に採用することで、モノリシックICを用いる従来のDクラスアンプと比べて電力効率をさらに6%向上、電力損失を約半分に抑えました(出力 100W×2チャンネル時)。熱発生が抑えられるため、放熱器のサイズダウンならびにセットの小型化が可能で、省エネルギー、省資源の両面において環境配慮型の製品となっています。

  • 300W出力(インピーダンス8Ω)で最大90%の電力変換効率
  • 放熱器サイズ(従来Dクラスアンプとの比較):Tj=125℃の場合 △45% / Tj=150℃の場合△65%
3.HDオーディオの再生に適した従来比2倍の高周波スイッチング設計

 「映像のHD化とともに音声もさらに良い音質で楽しみたい」という市場ニーズに応え、HDオーディオの採用が増加しています。本製品はHDオーディオの再生に対応するため、PWMキャリア周波数をfc=768kHz(従来品はfc=384kHz)として従来比2倍の高周波スイッチング設計としました。HDオーディオの音質を劣化させることなく、高音質な音楽再生が可能です。

4.その他の特長
  • アルミニウム基板を採用しているため、FR4(ガラス・エポキシ基板)に比べて輻射ノイズを約4dB低減できます。
    これによりノイズ対策設計の省力化とノイズ対策部品の削減が可能です。
  • 安全性に優れた中空構造のため、万一素子が破壊してもパッケージの外へ煙や破片を出しません。そのため、セットへの影響を最小限に食い止めます。
  • セット設計簡素化、ノイズ対策省力化および対策部品点数の削減、放熱器サイズダウンなどのトータル効果によりセットのコストダウンが可能です。

III.仕様

 

STK282-100-E

STK282-140-E

STK282-170-E

出力電力
(THD=10%/f=1kHz/RL=8Ω)

100W×2ch

200W×2ch

300W×2ch

パワー段最大電源電圧

+60V

+85V

+100V

最大PWM入力周波数

800kHz

パッケージサイズ

64.0mm×31.1mm×9.0mm


IV.用途

ホームシアター、DVDレシーバー、ミニコンポ

※1 2008年11月20日現在。
※2 絶縁金属基板技術(Insulated Metal Substrate Technology)IMST®は、アルミ板をベース基板とした当社独自のパッケージング技術です。アルミの優れた熱伝導率、電磁シールド効果を生かした放熱性とノイズ低減効果で、高性能・高信頼な高密度実装が可能です。「IMST」は三洋電機株式会社の登録商標です。
※3 2008年11月20日現在。IMST®基板を用いることにより、高い放熱性を確保している。

お問い合わせ先 及び資料請求先

◆ 報道関係お問合せ先
三洋半導体株式会社 経営企画部 経営戦略部 担当:内田/米山
〒370-0596 群馬県邑楽郡大泉町坂田1-1-1
TEL:0276-61-8506
◆ お客様お問合せ先
三洋半導体株式会社 パワーマネジメント事業本部 HIC事業部 
HIC第一開発部 川里
〒370-0596 群馬県邑楽郡大泉町坂田1-1-1
TEL:0276-61-8235

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